アリババが急反発 時価総額2兆香港ドルを回復、クラウド事業が市場を牽引

2026/07/9 18:30

中国電子商取引大手のアリババ・グループの株価が7月8日の香港市場で急騰し、一時前日比13%超上昇、終値でも12%超の大幅高となった。時価総額は1日で約2,000億香港ドル増加し、総額は再び2兆香港ドル台を回復した。

株価上昇の背景には、市場で伝えられた業績見通しがある。報道によると、アリババクラウドの売上高成長率は約45%まで加速し、EBITA(利払い・税引き前利益)利益率も前四半期の9.1%から2桁台へ改善する見通しとなった。

また、電子商取引事業の利益は前年同期並みを維持し、市場予想を上回る内容とみられている。さらに、即時配送サービス「淘宝閃購(Taobao Instant Commerce)」についても、赤字縮小が市場の想定を上回るペースで進んでいることが投資家心理を押し上げた。

一方、創業者のJack Ma氏は先月、経営陣とともに田植えを行う様子が話題となった。その際、パートナーの劉振飛氏は「種をまくべき時には種をまき、耐えるべき時には耐えなければならない」とコメントしていた。

AI市場の拡大を背景に、長年投資を続けてきたクラウド事業への期待が高まっており、今回の株価急騰は、アリババの成長戦略に対する市場の評価を反映した動きとみられている。

(中国経済新聞)