深圳で世界最大級の電池展示会開催 全固体電池や次世代蓄電技術に注目集まる

2026/05/17 15:00

このほど、深圳国際電池技術交流会・展示会(CIBF2026) が、広東省深圳市の深圳国際会展中心で開催された。同展示会は、中国化学・物理電源業界協会が主催し、天津中電新能源研究院有限公司が運営を担当した。

開幕式では、中国化学・物理電源業界協会の王沢深事務局長があいさつを行い、今後の業界発展に向けて三つの提言を示した。

第一に、「価格競争」から「価値競争」への転換を進めるため、イノベーションを業界発展の軸とすること。第二に、グリーン化を国際市場への「パスポート」と位置づけ、国際基準やルールへの対応を強化すること。第三に、産業チェーン全体の協調を重視し、共生型の新たな産業エコシステムを構築することを訴えた。

今回の展示会は、展示総面積が28万平方メートルを超え、14の専門テーマ館を設置。国内外から約3200社の企業が出展した。

展示分野は、車載用電池、蓄電池、3C電子機器向け電池、燃料電池、正極・負極材料、システム統合ソリューションなど、電池産業チェーン全体を網羅している。

全固体電池分野では、固体電解質技術やドライ電極設備に関する最新成果が披露された。ナトリウムイオン電池分野では量産化に向けた最新応用事例が展示され、リチウムイオン電池分野では、高ニッケル系三元材料やシリコン系負極材など、次世代材料技術の進展が紹介された。

また、15号館には新製品発表エリアとバイヤー商談エリアが特設され、企業が最新技術や新製品を集中的に展示できる場となった。世界各国から30社以上が参加し、新技術や革新的製品を発表した。

さらに、中国化学・物理電源業界協会と鑫欏資訊が共同編集した「2025年リチウムイオン電池産業ブルーブック」も会場で公開された。

展示会期間中には複数の専門フォーラムも同時開催され、国内外から2000人以上の専門家、研究者、企業関係者が参加した。

「グローバル連携・グリーン推進・未来駆動」をテーマとする電池先端技術フォーラムでは、多様な技術ルートによる高品質発展や、電池安全評価、全固体電池、新型電池システムなどについて活発な議論が行われた。

(中国経済新聞)