中国の5G基地局、483万8,000局に拡大、スマートな暮らしがさらに身近に

2026/02/2 12:00

中国工業・情報化部が発表した最新データによると、2025年末時点で中国の5G基地局数は483万8,000局に達した。これは全国の携帯電話基地局全体の37.6%を占め、1万人当たり34.4局となる。「第14次五カ年計画(十四五)」で情報通信分野に設定された整備目標(1万人当たり8.4局)を大幅に上回った。

通信産業全体も安定した成長を続けている。2025年の電気通信業務総量(前年価格換算)は前年比9.1%増となり、電気通信業務収入は1兆7,500億元(約35兆円)に達した。収入の伸び率は0.7%にとどまったものの、高い水準を維持している。

情報通信基盤の整備も着実に進んでいる。高度化した第5世代移動通信(5G-A)は全国330以上の都市で利用可能となり、光ファイバー網の総延長は7,499万キロに達した。いずれも「十四五」計画で掲げられた目標を上回る成果となっている。

利用者数の拡大も顕著だ。中国の携帯電話契約数は18億2,700万件に達し、そのうち第5世代移動通信(5G)の契約数は12億400万件を占めた。携帯インターネット通信量は前年比17.3%増と高い伸びを示している。

また、5Gや高速大容量の光通信網は、実体経済との融合を一段と深めている。国民経済を構成する91の主要産業分野のうち41分野で産業向け通信ネットワークが全面的に導入され、「5Gと産業向け通信網の連携」プロジェクトは2万3,000件を超えた。製造業をはじめとする各産業分野で、生産性向上や高度化を支える基盤としての役割が一層明確になっている。

高速・大容量・低遅延という特性を備えた5Gインフラは、産業分野にとどまらず日常生活にも広く浸透し、中国におけるスマートな暮らしの実現を力強く後押ししている。

(中国経済新聞)