中国国家統計局は、2025年12月の主要70都市における住宅販売価格の動向を公表した。都市司の王中华・首席統計師によると、同月は新築住宅・中古住宅ともに前月比で全体的に値下がりが続き、前年同月比では下落幅がさらに拡大した。
新築住宅:すべての都市区分で前月比下落
12月の新築住宅価格は、一線都市で前月比0.3%下落し、下落幅は前月より0.1ポイント縮小した。都市別では、上海が0.2%上昇した一方、北京、広州、深圳はそれぞれ0.4%、0.6%、0.5%下落した。
二線都市では前月比0.4%下落し、下落幅は0.1ポイント拡大した。三線都市も前月比0.4%の下落となり、下落幅は前月と同水準だった。
中古住宅:下落基調が続く
中古住宅価格も引き続き下落した。一線都市では前月比0.9%下落し、下落幅は前月より0.2ポイント縮小した。北京、上海、広州、深圳はいずれも値下がりし、下落率はそれぞれ1.3%、0.6%、1.0%、0.6%となった。二線都市と三線都市では、ともに前月比0.7%下落し、下落幅はいずれも前月から0.1ポイント拡大した。
前年同月比では下落幅が拡大
前年同月比で見ると、住宅価格の下落傾向は一段と強まっている。一線都市の新築住宅価格は前年同月比1.7%下落し、下落幅は前月より0.5ポイント拡大した。都市別では、上海が4.8%上昇した一方、北京、広州、深圳はそれぞれ2.4%、4.8%、4.4%下落した。
二線都市と三線都市の新築住宅価格は、それぞれ前年同月比2.5%、3.7%下落し、下落幅はいずれも前月より拡大した。
中古住宅については、一線都市で前年同月比7.0%下落し、下落幅は1.2ポイント拡大した。北京、上海、広州、深圳はいずれも大幅な下落となった。二線都市と三線都市も、ともに前年同月比6.0%下落し、下落幅は前月から拡大している。
住宅市場は調整局面が続く
国家統計局は、住宅市場は引き続き調整局面にあり、都市の規模や住宅の種類によって動きに違いはあるものの、全体として価格下落圧力が続いているとの見解を示した。今後の市場動向については、関連政策の効果や住宅需要の回復状況を慎重に見極める必要があるとしている。
(中国経済新聞)
