中国―ラオス鉄道、2025年の査証免除入境外国人が48%超増加

2026/01/2 11:00

中国雲南省の磨憨出入境管理当局によると、2025年に中国―ラオス鉄道(中老鉄道)を利用して出入境した旅客は、世界110の国・地域から延べ29万人余りに達した。このうち外国籍旅客は5万人超で、前年同期比34%以上の増加となった。特にビザ免除で入境した外国人は約1万3,400人に上り、外国人全体の53%超を占め、前年比48%以上の大幅増を記録した。

12月31日正午過ぎ、磨憨鉄道国境検問所の出境審査エリアは多くの旅客で賑わった。中老鉄道の国際旅客列車D87号に乗車する旅客が、秩序正しく出境手続きを行う様子が見られた。

米国から訪れたウィリアム・クリストファー氏は、シンガポール出身の妻とともに今回初めて中老鉄道を利用したという。

「中国には何度も来ていますが、中老鉄道は初めてです。西双版納から乗車しましたが、車内は清潔で走行も非常に安定しており、トンネルが多いのも印象的でした。何より出入境手続きがとてもスムーズで、素晴らしい体験でした」と語り、旅の満足感を口にした。

近年、中国が高水準の対外開放を進める中で、査証免除の対象国・地域は着実に拡大している。乗り継ぎ査証免除、地域限定の査証免除、一方的な査証免除、相互査証免除といった制度が段階的に組み合わされ、「中国旅行(China Travel)」ブームが継続的に高まっている。こうした流れの中で、中老鉄道は観光、ビジネス、親族訪問などを目的とする外国人旅客にとって、重要な移動手段として存在感を強めている。

中老鉄道の1日当たりの旅客輸送量は、開通当初の約2万人から、ピーク時には10万人規模にまで拡大。出入境者数も日平均300人余りから800人余りへと増加し、旅客の出身国・地域は当初の20余りから120余りへと大きく広がった。

国際旅客列車が運行を開始した2023年4月13日から2025年12月31日までの累計では、国際列車の運行本数は2,800本超、出入境旅客は71万人余りに達した。このうち外国籍旅客は約5万5,000人、査証免除で入境した外国人は約2万4,000人に上る。国籍別ではラオス、タイ、マレーシアが上位を占め、入境目的は観光、会議・ビジネス、親族訪問が中心となっている。

急増する「大量入境・迅速通関」という新たな潮流に対応するため、磨憨の出入境管理当局は「スマート国境検問所」の整備を推進している。通関設備の高度化に加え、勤務体制や人員配置、審査プロセスの最適化を進め、観光団体向けのオンライン事前予約、24時間体制の円滑な通関、「一帯一路」関連専用レーンや査証免除専用レーンの設置、移動式相談窓口の導入、外国人入境カードのオンライン事前記入など、10項目以上の利便化措置を実施してきた。

これにより、現場での審査処理効率は30%以上向上し、通常旅客の円滑な通関率は100%を維持。中老鉄道は、中国と東南アジアを結ぶ越境交流の新たな大動脈として、その役割を一層強めている。

(中国経済新聞)