6月6日、2022年6月に開催予定だった第25回上海国際映画祭は来年に延期すると発表された。
上海国際映画祭は、海外から多くのスターが訪れる中国映画界の一大年間イベントであるが、今年は上海でコロナがぶり返したことで、開催が危ぶまれていた。
当初参加する予定だった日本のメンバーは、すでに見送りを決めていた。ある関係者によると、外国人は上海入りの際にまず21日間の隔離生活を過ごさなければならず、これによって多忙な撮影スケジュールに支障が出ても構わないなどという海外スターはまずありえず、こうした隔離策が続くようであれば映画祭の開催はまず無理、と話している。
実行委員会は今回のコミュニケで、「映画祭を支援してくれる関係各位に心から感謝し、また誠に申し訳ない。条件が許せば、今年の後半に映画祭などに関するイベントを相次ぎ実行するので、芸術や映画活動をお楽しみいただきたい」と表明している。
(中国経済新聞)