絶賛上映中「聊斎:蘭若寺」の番外編「蓮花姫」、夢幻的な可愛らしさ

2025/07/19 17:30

中国で今日、絶賛上映中である追光動画の大作「聊斎:蘭若寺」の番外映像「蓮花姫」が公開され、夏休みシーズンに童心ムードを添えている。本編と同様に竇旭と姫・蓮花の息の合ったコンビが展開され、学びのシーンを楽しいゲームに仕立てている。公開以来、口コミも上々で、夏休みの家族向け映画の決定版」と評されている。

「聊斎:蘭若寺」は、追光動画の「新文化」シリーズの第2弾であり、制作スタッフは「長安三万里」のメンバーである。

番外映像では、天真爛漫な蓮花姫がミツバチ王国で授業に臨み、講師に「春江花月夜」を暗唱させられるが、覚えきれなくて不安でしょんぼりしてしまう。そこへやって来た少年の竇旭が、その姿を見て身を隠し、「人間カンペ」になって踊りながらゼスチャーで詩の内容を伝える。こうした「連想ゲーム」で蓮花はその場を乗り切り、ケラケラ笑い出し、教室はたちまち笑顔の空間になる。わずか1分足らずのシーンだが、いきいきとした子供らしいやり取りでほのぼのとしたムードが伝わってくる。

「寺・木・井戸」を軸に5つの物語をつなぎ合わせた「蓮花姫」は、あらゆる年齢層で好評を博しており、物語の世界に引きずり込まれるものである。メインの「井戸の物語」は、秀才の蒲松齢がガマの妖怪と亀の妖怪とユーモラスに対決し、「志怪文学の巨匠」蒲松齢が観客の「代弁者」となる。

「嶗山道士」はフェルトアニメのようにユーモラスな作風で、霓裳羽衣(げいしょううい)が東方の神秘を舞い上げる。「聶小倩」は中華民国時代の背景で古典を革新し、乱世の中の愛が心を震わせる。「画皮」は宋画風の美しくも哀しい物語が結婚という檻を突きつけ、妻の陳氏の一言「気持ち悪い!」が反響を呼ぶ。「魯公女」は生死の境を超えた恋が描かれ、「純愛戦士の究極のロマンス」と評された。アニメの大作として新たな名作を生んでいる。

(中国経済新聞)