かつて深セン証券取引所で「民間スーパーマーケット初上場」を果たした「人人楽」(002336.SZ)が7月4日、上場を廃止した。
この廃止は予想されていたものであり、何年も続いていた赤字を食い止めようと閉店を進めたが、業績の好転には至らず、あえなくこのような結果となった。また今回のケースで、投資家の目が一段と小売業界に向けられるようになっている。小売り市場はここ数年不況で、規模の縮小や事業転換といった事例が目立ち、オンデマンド・リテールや会員店、ディスカウント店など新たな形態が増えたことで一段と商売が苦しくなっている。業界内では、来年さらに閉店または事業転換といった事例が増えると予測されている。