中国では今年に入り、分譲マンションの売上高が低落傾向にあり、1-4月は前年同期を30%近く下回る3.78兆元(約72兆円)であった。
不動産市場の低迷を受け、またも空き部屋が増えている状態となっている。
中国国家統計局によると、今年4月末現在、購入待ちの分譲マンションの総面積は前年同期より8.4%増えて5.57億平方メートルであり、1人が住む面積を39.8平方メートルとすると1400万人が住めることになる。さらに、各地方で「土地売り」を進めていることから、広義でのマンション在庫分は38.4億平方メートルで、9600万人の入居分に相当する。
データを見ると、現在、広西自治区防城港市は在庫分を売り切るのに12.7年が必要とされ、またハルビン、長春、フフホトなどは8-10年が必要である。
(中国経済新聞)