「第 18 回アジア・フィルム・アワード」ノミネーション発表

2025/01/20 07:30

2025年3月16日(日)に香港にて開催される、アジア全域版アカデミー賞「第18回アジア・フィルム・アワード」(AFA)の各ノミネーションが発表されました。

日本からは、作品賞、監督賞、主演男優賞(長塚京三さん)、助演女優賞(瀧内公美さん)等6部門の候補として、昨年の東京国際映画祭(TIFF)でグランプリ含む3冠に輝いた吉田大八監督の『敵』がノミネートされたほか、カンヌ映画祭監督週間で国際映画批評家連盟賞を受賞し話題になった『ナミビアの砂漠』から山中瑶子監督が新人監督賞、河合優実さんが主演女優賞に、また同じく新人監督賞にはベネチア国際映画祭のオリゾンティ部門で上映された『HAPPY END』の空音央監督が選ばれています。

さらに助演男優賞には、37回TIFFで黒澤明賞を受賞した三宅唱監督作品『夜明けのすべて』から光石研さん、またカンヌ国際映画祭のある視点部門に選出された『ぼくのお日さま』(奥山大史監督)の池松壮亮さんがWノミネート、そして昨年のTIFFアジアの未来部門で上映された『黒の牛』(蔦哲一朗監督)、『箱男』(石井岳龍監督)がそれぞれ各賞に選ばれるなど、日本の7作品が計15部門にてノミネートされました。 

本年は、アジア25の国と地域より30作品のノミネート(全16部門)があり、チャン・ジェヒョン監督の『破墓/パミョ』(韓国)が作品賞を含む最多11部門でノミネート。作品賞は他に、カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞したパヤル・カパーリヤー監督の『All We Imagine as Light』(インド他)、第37回TIFFのガラ・セレクションで上映されたグァン・フー監督作品『ブラックドッグ』(中国)、また同じく昨年のTIFFガラ・セレクションで上映され、今回9部門でノミネートされているソイ・チェン監督の『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』(香港)がノミネートされ、日本の『敵』と最優秀作品賞を競います。

AFA の授賞式は、今年も香港で開催されます。西九龍(ウエストカオルーン)文化地区の【戯曲センター(XiquCentre)】にて 2025 年 3 月 16 日(日)に開催予定です。AFAA 公式 YouTube チャンネルでもライブ配信予定ですので、ぜひご視聴下さい。https://www.youtube.com/@AsianFilmAwardsAcademy)

アジア・フィルム・アワード (主催:アジア・フィルム・アワード・アカデミー)
2007 年に創設されたアジア映画を対象とした映画賞。東京国際映画祭は 2013 年より、香港国際映画祭、釜山国際映画祭と共にアジア・フィルム・アワード・アカデミーを創設し、アジアの映画業界と連携し、その年のアジアの映画人を表彰しスポットライトを当てることでアジア映画ファンの創出、世界へのアジア映画の振興、文化交流を図っています。

(中国経済新聞)