「2024東京・中国映画週間」閉幕 金鶴賞発表

2024/11/2 08:30

「中日文化交流協定」の締結から45年となったこの秋、第37回東京国際映画祭の提携企画として10月22日から「2024東京・中国映画週間」が開催され、最終日の29日に有楽町朝日ホールで第9回金鶴賞の表彰式が行われた。中国からはシュー・ジェンさん、フー・メイさん、スタンリー・トンさん、サム・クワーさん、リウ・ハオランさん、チャン・チュンニンさんが、日本からは北村一輝さん、中山忍さん、田中麗奈さん、前田敦子さんら、俳優や著名な監督が列席した。

表彰式では呉江浩駐日中国大使が挨拶をし、「日本に対する印象は栗原小巻さんや高倉健さんの映画がもたらした。映画は立体的でぬくもりのある媒体であり、時代を反映し、中国の社会の変遷、人の運命や時代の夢も映し出すものだ。両国の関係者が映画を舞台にしてさらに文化の中身や気持ち、共感を深めてほしい」と語った。

また栗原小巻さんも式辞で、映画への思いを語った上、「これだけ多くのファンが映画を通じて交流し続けていることを喜ばしく思います」と語った。

表彰式の終了後には、映画「雲の上の売店」が放映された。

各賞の受賞者は以下の通り。

芸術貢献賞

京劇映画「捉放曹」、受賞者はテン・ジュンジエ監督と俳優のワン・ペイユィ 

プレゼンテーターは歌舞伎俳優の中村橋吾

最優秀新人賞

シェン・ハオ(「默殺」)

プレゼンテーターは女優の前田敦子

最優秀助演女優賞

ヤン・トンシュー(「新紅楼夢 ~天運良縁~」)

プレゼンテーターは女優の田中麗奈

新鋭監督賞

サム・クワー(「默殺」)

プレゼンテーターは三島有紀子監督

人気映画賞

「雲の上の売店」、受賞者はチャン・ジアジア監督

プレゼンテーターは日中映画祭実行委員会の渡辺満子副理事長

最優秀主演女優

チャン・チュンニン(「默殺」)

プレゼンテーターは女優の中山忍

最優秀主演男優賞

リウ・ハオラン(「デクリプト」)

プレゼンテーターは俳優の北村一輝

最優秀監督賞

シュー・ジェン監督(「アップストリーム ~逆転人生~」)

プレゼンテーターは滝田洋二郎監督

最優秀作品賞

「A LEGEND/伝説」、受賞者はスタンリー・トン監督

プレゼンテーターは日本映画監督協会  本木克英理事長

審査員特別賞

「新紅楼夢 ~天運良縁~」、受賞者はフー・メイ監督

プレゼンテーターは奥田誠治会長 

(中国経済新聞)