人気漫画「キングダム」と同じ、春秋戦国時代末期を舞台とした本格派歴史ドラマの第2弾。乱世に命を燃やした7人の英雄の活躍をドキュメンタリータッチで描く。
紀元前403年に晋が韓・魏・趙の三国に分裂する前を春秋時代、それ以降を戦国時代と分けることが多い。戦国七雄と呼ばれる七つの強国(韓、魏、趙、斉、燕、楚、秦)が、それぞれ富国強兵策に努め互いに争ったが、次第に最も西にあった秦が強大となる。やがて秦が中国史上初めての天下統一を果たし、秦王・嬴政が始皇帝として即位した。
本作は戦国の世を駆け抜けた7人の英傑の生き様をリアルに描いた傑作歴史劇であり、7名の英雄にスポットを当てた。燕(えん)国の太子・姫丹(き・たん)、秦(しん)国六大将軍の1人・白起(はく・き)、始皇帝の高祖母・宣(せん)太后、斉(せい)国を救った知者・田単(でん・たん)、戦国四君の1人・魏無忌(ぎ・むき)、司馬遷(しば・せん)に“守戦の名将”と称された李牧(り・ぼく)、人質として送られた秦国で頭角を現した軍略家・昌平君(しょうへいくん)。彼らの活躍を、“敗者の視点”から、史実に基づく骨太な演出で描いている。
(中国経済新聞)