京東、中国で民間企業トップの座を維持

2024/10/15 11:40

先ごろ中国の全国工商業連合会が発表した、「最も影響力のある民間経済ランキング」とされる2024年民間企業上位500社で、電子商取引大手の京東グループが3年連続となるトップに選ばれた。優れた経営実績や社会的貢献度が評価されている。

京東はこれまでに計62万人を雇用しており、今後もさらに採用者を増やしていくという。2024年6月末までの過去1年間における人材関連への支出額は計1092億元(約2.3兆円)となっている。

京東は今年8月、過去最大規模となる1.8万人の新卒者採用計画を発表し、9月には3年連続で計6回目となる賃上げも宣言している。

京東はまた、従業員の教育研修体制を整備してさらなる成長や発展に努めている。今年第2四半期には、面積11万平方メートルで2000人以上が収容可能なグローバル研修所をオープンさせている。

さらに京東は、配達係やコールセンターなど現場での労働者40万人以上も含め、全従業員を社会保険加入対象としているほか、「住宅保障基金」や「従業員救助基金」を設けるなど、多様な福利厚生を提供している。従業員を一段と安心させるもので、社会の落ち着きや安定にもつながっている。

京東は今年3月に発表された「全国和諧労働関係創建工作先進集体」に、業界内で唯一選ばれている。

(中国経済新聞)