国慶節枠の映画2作品が突如、公開を中止

2024/10/6 18:30

中国で10月3日夜、国慶節枠として上映されていた映画「出入平安」が公式ブログで、「上映中にこれまでにない困難や課題に見舞われた」として公開を中止すると発表した。

劉江江氏が監督でシャオ・ヤン、アヤンガ、グーリーナーザー、ホアン・シャオレイらが出演し、9月30日に封切りされたこの作品は、興行収入が1700万元(約3.54億円)に達していた。実際にあった出来事を描いたもので、死刑執行を間近に控えた囚人の鄭立棍(シャオ・ヤン演)が護送中に地震が発生。拘置所が倒壊してがれきと化した中、難を逃れた鄭はにわかに「自由」を手に入れるも、今度は被災に苦しむことになる。そこへ警官の尉遅暁(アヤンガ演)が、「毛色の違った」救助隊を結成する。被災した中、執行まで24時間となった死刑囚を逃がすか、それとも救助に当たらせるか。監視役の警官はどのような決断を下すか。誰もが命の分かれ目を前にする…

またこのほか、10月1日封切りで興収300.2万元(約6260万円)を挙げていたアニメ映画の「皮皮魯と魯西西の309暗室」も公開を打ち切り、年末に再上映することになった。

(中国経済新聞)