2026年「映画でたどる非物質文化遺産」全国キャンペーンが始動

2026/02/9 12:15

国家電影局の発表によると、2026年「映画でたどる非物質文化遺産」全国キャンペーンの開始式典が、2月8日、遼寧省錦州市で行われた。式典は、中国共産党中央宣伝部映画局と文化・観光部非物質文化遺産司が共同で主催した。

本キャンペーンは、各地の映画行政機関および文化・観光部門が連携し、映画制作機関と非物質文化遺産の代表的な伝承者、保護・継承団体などとの協力を促進することを目的としている。非遺産を題材とした映画作品の制作・公開を支援するほか、「映画と非遺産」を融合させた新たな商品・サービスの開発、多様な連動企画の展開、学校や地域社会での普及活動、映像表現を活用した非遺産展示の高度化などを推進する。地域の実情に応じた柔軟で創造的な取り組みが各地に呼びかけられている。

開幕式典では、映画制作者、非遺産の代表的伝承者、関連分野の専門家や研究者が参加し、「創作と共生」「映像と文化の源流」をテーマに意見交換を行った。また、中央新影グループなど、優れた非遺産題材映画を手がける制作会社の代表が作品を紹介した。あわせて、中国映画資料館と中国非物質文化遺産館が、「映画でたどる非物質文化遺産」事業に関する協力覚書に署名した。

同日には、「山と海の錦州――非物質文化遺産で迎える新春」イベントも開催され、遼寧省内から150件以上の非物質文化遺産プロジェクトが一堂に会して展示された。遼寧省では今後、「非遺産チケット特典観光」などの施策を実施する予定で、省内の映画館の鑑賞チケット半券を提示すると、18の非遺産観光ルートの入場料割引や買い物優待が受けられるほか、全省規模の「非遺産で新春を祝う」市民向けイベントにも無料で参加できる。

さらに遼寧省は、「中国(瀋陽)喜劇映画ウィーク」などの映画関連イベントにおいて、非物質文化遺産の要素を積極的に取り入れる方針で、映画撮影に対しても、非遺産を生かしたロケーションや演出環境の提供を進めていくとしている。

(中国経済新聞)