第25回冬季オリンピックが6日夜(現地時間)、イタリア・ミラノで開幕した。イタリアでの冬季五輪開催は、1956年のコルティナ・ダンペッツォ大会、2006年のトリノ大会に続き、今回が3回目となる。
今大会の開会式は、複数都市を結ぶ革新的な「多拠点連動方式」を採用した。オリンピック聖火はミラノとコルティナの両都市で同時に点火され、選手団の入場行進もミラノ、リヴィーニョ、プレダッツォ、コルティナの4競技会場で同時に行われた。山や水を隔てながらも心を一つにする演出は、開会式のテーマである「調和」を象徴的に表現していた。
ミラノのサン・シーロ競技場では、彫刻や音楽など多彩な芸術表現を通じて、イタリアの歴史的背景と文化的魅力が鮮やかに描き出された。中国の著名なピアニスト、郎朗(ラン・ラン)も登場し、イタリアの芸術家と共演して観客を魅了した。

国際オリンピック委員会(IOC)のコベントリー会長は開会式のあいさつで、「ここでは、世界各地から集まった選手たちが競い合うだけでなく、互いを尊重し、支え合い、刺激し合っている。人類の運命はつながっており、真の力は、私たちが互いをどう扱うかにあることを、選手たちは思い起こさせてくれる」と述べた。
その後、イタリアのマッタレッラ大統領が大会の開幕を宣言した。
クライマックスとなった聖火点火式では、会場の熱気が最高潮に達した。ギリシャの古代オリンピアで採火された聖火は、イタリア国内を63日間かけて巡り、開会式会場に到着。観衆の歓声の中、ミラノの平和の門とコルティナ・ディ・ボナ広場に設置された2基のメイン聖火台が同時に点火された。主聖火台は、ルネサンス期の巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチの幾何学的な結び目の図案から着想を得たもので、可変構造により動的に開閉する独創的なデザインとなっている。

中国体育代表団は総勢286人で、このうち選手は126人。7競技、15種目、91種別に出場し、海外開催の冬季五輪としては、中国史上最多の参加競技数と最大規模の選手団となった。開会式では、スピードスケートの寧忠岩(ニン・ジョンイエン)とショートトラックスピードスケートの張楚桐(ジャン・チュートン)が旗手を務め、代表団を先導した。

中国選手団には、北京冬季五輪の金メダリスト9人が名を連ねている。フリースタイルスキー・エアリアルの徐夢桃、斉広璞、スノーボード・ハーフパイプの蔡雪桐、劉佳宇らは、5大会連続で冬季五輪に出場する。
今大会には、90以上の国・地域から約2900人の選手が参加し、8競技、16種目、116種別で熱戦が繰り広げられる。開会式に先立ち、カーリング、アイスホッケー、スノーボード・ビッグエア、フィギュアスケートなどの競技はすでに始まっており、全日程は22日に終了する予定だ。
(中国経済新聞)
