中国、車載電池の世界的シェアがさらに拡大 CATLが販売トップ維持

2024/08/10 07:30

韓国の市場リサーチ機関「SNE Research」が8月7日に発表した世界の車載電池に関するデータによると、今年上半期の装着容量合計は前年比22.3%増の364.6GWhであった。

これら装着容量のメーカー別上位10社を見ると、中国企業がCATL、BYD、中総新航、億緯鋰能、国軒高科、サンオーダの計6社、韓国が3社、日本が1社となっている。

このうちCATLは前年比29.5%増の37.7GWh、マーケットシェアは2.1ポイント増えて37.8%で、7年連続トップとなっている。

中国の6社のマーケットシェア合計は、去年同期の61.7%から3.2ポイント増えて64.9%であった。韓国の3社は同じく25.1%から2.9ポイント減って22.2%、日本勢で唯一ランクインしたパナソニックは7.3%から4.4%に落ち、10社の中で唯一前年割れとなっている。

SNE Researchによると、磷酸鉄リチウム電池は中国以外でも導入が増えており、中国の電池メーカーには追い風となっている。その一方で、アメリカとヨーロッパが中国製のEV(電気自動車)を締め出そうとしていることから、韓国の電池メーカーが優位に立つ可能性も出ている。

(中国経済新聞)