香港特別行政区は、政府統計処の2月20日発表の数字として、2023年末時点の人口は概算で750.31万人と発表した。2022年末の747.26万人から3.05万人、率にして0.4%増えている。
人口増加の中身を見ると、域外からの査証所持者の転入が40800人、および海外住民の帰郷者が10800人などで、移動による増減分がプラス51700人(転入人口>転出人口)であった。一方で、出生数が33200人、死亡数が54400人で21200人の自然減(死亡数>出生数)もあった。また全人口のうち常住者が722.86万人、流動者が27.45万人となっている。
香港は2年連続で人口が増えたことになり、これについて政府報道官は、「2023年はコロナ禍中に海外にいた住民が多数帰郷し、年後半になっても永住者が多数入境した上、本土や海外から人材誘致制度などを通じて香港に移住する人もいたことで、2023年末の人口は前年より増加した」と説明している。
(中国経済新聞)