湖南省益陽市にある「康雅病院」が11月1日夜、「このほど益陽市の中心病院に統合されるので、11月30日に全職員の労働契約や雇用協定を解除する」と発表した。
翌11月2日にこの病院のある職員は、「職員全員が昨夜(1日)に連絡を受けたが詳しいことはまだ発表されていない」と言った。ただ、一部の職員が益陽市政府で事情を尋ねたところ、市の衛生健康委員会から「現在対応中であり、病院職員と話し合っている」との回答を得たという。
公開資料によると、康雅病院は2016年6月に開業し、医療、予防、リハビリ、介護、研究、研修を手掛ける大手の三級総合病院であり、2022年1月に益陽高新区の国有資本投資運営会社に買収されて現地の国有病院となった。病床数は1000人分である。
これまでの情報として、10月13日に益陽市が開催した2023年30回目の常務委員会で、中心病院おける康雅病院の統合合併や成長の支援に関する報告を発表する場があった。審議の末、統合案が原則採択され、康雅病院の資産を無償で中心病院に振り込み、益陽市中心病院高新院区を設立することとなった。
(中国経済新聞)