10月28日、「流浪地球2 (The Wandering Earth II)」が第96回アカデミー賞の国際長編映画賞の中国代表作品に選出された。第96回アカデミー賞は2024年3月10日に開催される予定。
本作は、郭帆(グオ・ファン)監督がメガホンを執り、呉京(ウー・ジン)、劉徳華(アンディ・ラウ)、李雪健(リー・シュエチェン)、沙溢(シャー・イー)、寧理(ニン・リー)、王智(ワン・ジー)、朱顔曼滋(シュ・ヤンマンツー)が主演。2044年に太陽の巨大化により太陽系全体が消滅する恐れがあり、国際地球政府は地球にロケットを設置して太陽系からの離脱を計画しており、ウー・ジン演じる劉培強(リュ・ペイチャン)、アンディ・ラウが演じる図恒宇(トゥ・ヘンユ)らが地球の危機を救うべく奮闘する物語となっている。
「流浪地球2」は2023年1月22日に中国本土で公開され、同時に北米でも公開され、中国本土での興行収入は40億2900万元(約824億3000万円)、世界興行収入は5億9800万米ドル(約895億3000万円)を記録。また、第18回長春映画祭で金鹿賞最優秀作品賞を受賞し、第36回中国映画「金鶏奨」(ゴールデンルースター賞)にノミネートされている。
中国は、これまでに『阿凡提(アーファンティ)』、『紅いコーリャン』、『十面埋伏』、『戦狼ウルフ・オブ・ウォー』を含む33作品をアカデミー賞に選出。そのうち張芸謀(チャン・イーモウ)監督と楊鳳良(ヤン・フォンリャン)監督の『菊豆』とチャン・イーモウ監督の『英雄』が、それぞれ1990年と2002年にアカデミー賞の国際長編映画賞にノミネートされた。
(中国経済新聞)