ファーウェイはこのほどホームページで、胡厚崑(Hu Houkun)氏が孟晚舟(Meng Wanzhou)氏の後を受けて輪番会長に就任したと発表した。任期は規定により2023年10月1日-2024年3月31日で、取締役会および同常務委員会を統括する。
胡氏は、華中理工大学で理科の学士を、中欧国際工商学院(CEIBS)でEMBAを取得しており、今回はファーウェイの副会長、輪番会長、常務取締役、グローバルサイバーセキュリティー・ユーザープライバシー保護委員会委員長を務めることになる。ICT(情報通信技術)業界で30年以上の経験を持ち、ファーウェイの戦略の方向性の決定およびグローバル市場での成長に寄与してきた。
ファーウェイ取締役会は以前、副会長である徐直軍(Xu Zhijun)氏、胡氏、孟氏の3人が、取締役会および常務取締役会を統括する輪番会長に就くと決定していた。任期は6か月で、孟氏が2023年4月1日-2023年9月30日、続いて胡氏が2023年10月1日-2024年3月31日、そして徐氏が2024年4月1日-2024年9月30日に務める予定である。
ファーウェイは、孟氏の会長在任中に発表された2023年の半期決算によると、売上高は前年比3.2%増の3082.90億元(約6.3兆円)で、純利益は同218%増の465.23億元(約9512億円)、また研究開発費は同4.4%増の826.04億元(約1.69億円)であった。