江蘇省無錫市、街中にパトロール専用ロボットがお目見え

2023/10/4 20:30

江蘇省無錫市梁渓の中心部にある大東方百貨広場で10月1日午前、パトロール用ロボット「梁小管」がデビューを果たした。「車でお出かけの方、駐車の際はスペース内に止めるか、または指定のパーキングエリアをご利用下さい。ご協力お願いします」などといった音声を発している。

ボディーに「梁溪城管」や「城管執法」などと書かれた「梁小管」は、青と白のツートンカラーで、高さはおよそ1.5メートルである。愛嬌のある姿に多くの市民が目を向け、写真を撮る人もおり、また大勢の子供たちが立ち寄って挨拶をしている。

「梁小管」は、安全を確保し街並みを整備するためのロボットであり、 LiDAR 、超音波距離計、落下防止などの装置を備え、障害物を避けての歩行や充電といった機能のほか、遠方からの呼びかけや対話、注意の喚起など、その場の対応力も備えているという。

この大型連休中、大東方百貨、恒隆広場、太湖広場など特に管理が必要なエリアに配備され、5Gの取締レコーダーやドローンとともに「地上・空中」の総合警備体制を築き、路上での営業行為や駐車違反、ゴミの散乱などの迷惑行為を見分け、その場で注意を促すなど、混雑する場所でくまなくトータル的にパトロールしている。また、自動ナビゲーションシステムを通じて環境美化、駐車マナー、犬の散歩などについて臨機応変に注意を呼びかけ、街の整備に関する法律を身近なものとしている。

(中国経済新聞)