中国国家統計局:若年の雇用、改善傾向にあると発表

2023/09/16 20:30

国務院新聞弁公室は9月15日の記者会見で、記者から統計局が先月、年齢別都市調査失業率の公表を停止すると発表したことを受け、このデータの最適化はどのように進んでいるのかとの質問があった。中国国家統計局の付凌暉報道官は、「統計局は年齢別労働力調査に関するデータの状況を詳しく調査しており、新たな状況があれば適時に公表する」と述べた。

若者の雇用状況について、中国国家統計局の付報道官は「歴史的に見て、8月の若者の雇用は全体的に改善傾向を示している。今年行なわれた調査と多くのデータから、今年の8月の若年の雇用状況は改善傾向にあり、雇用政策、特に若者雇用政策の効果が徐々に現れていることを示している。統計局は年齢別労働力調査に関するデータの状況を詳しく調査しており、新たな進展があれば適時に公表する。」と述べた。

付報道官によると、今年に入ってから、各地域や各部門が積極的に雇用拡大策を講じているという。経済が回復を続け、雇用安定政策が効果を発揮するにつれ、雇用状況は安定し、都市部の失業率は低下傾向にある。

8月における全国都市部の失業率は5.2%で、前月から0.1ポイント低下し、前年同期を下回り、新型コロナウイルス前の2019年同期と同水準となった。また、小売業、飲食業、運送業の回復により農村からの出稼ぎ労働者の雇用状況も改善してきている。8月の出稼ぎ労働者の失業率は4.4%で前月から0.4ポイント低下した。

(中国経済新聞)