中国外務省で9月11日に行われた定例記者会見で、「バイデン大統領が訪問先のベトナムで、中国は経済成長の行き詰まりに見舞われた中でも『台湾侵攻』をすることはない、と述べたが、これについてどうコメントするか。アメリカとベトナムの関係強化や、半導体など主要品における提携をどのように見るか」との質問が出た。
これに対し、中国外務省の毛寧報道官「台湾は中国のもので、中国の内政だ。台湾問題の解決は中国人が決めることであり、いかなる外国の干渉も許さない。アメリカおよびアメリカとベトナムとの関係については、ベトナムが『中国との全面的なパートナー関係が外交上の優先課題であり、対外交流でも最優先である』と何度も強調しているのを知っている」と述べた。
また毛寧報道官は、「われわれは、2か国関係の発展は第三国を対象にしたり、地域の平和や安定、発展や繁栄を損ねたりしてはならないと見ている。アメリカに対し、アジア各国との関係を処理する際は安定や協力、発展を目指す地域や国の声を尊重し、国際関係の基本ルールを守り、覇権や冷戦思考を捨てるように求める」と述べた。
(中国経済新聞)