中国商務省は8月22日、アメリカのジーナ・レモンド商務相が王文涛商務相の要請を受けて8月27日から30日まで訪中すると発表した。
レモンド商務相は、アメリカの閣僚級として、6月以降でイエレン財務長官らに次ぐ4人目の中国訪問となる。17日に行われた中国商務省の定例記者会見で、束珏婷報道官がレモンド商務相の訪中に歓迎の意向を示していた。
また、アメリカ商務省の産業安全保障局(BIS)は現地時間21日、商務省が中国の27の企業・団体を含む33社を「未検証リスト」から外すと決定したと発表した。
北京大学国際関係学院の教授で、国際政治経済研究センターの王勇主任は、レモンド商務相の今月末の訪中計画について、このところのアメリカと中国の政府間の意思疎通強化、関係の安定化といった一連の措置の一つと見ている。王主任は、「レモンド氏の訪中は、まずアメリカ政府自らが中国との関係の安定化を目指す一連の策を講じていることの表れで、双方とも必要としている。また、米中両国は激しい競争をしてはいるものの、経済や貿易問題など共通の利益も多い」と述べている。
（中国経済新聞）