中国では、台風5号から変化した熱帯低気圧の影響により7月末から各地で豪雨が発生、多くの地域で甚大な被害が出ている。
黒竜江省水資源センターでは、同省を流れるいくつかの河川で警戒水位に達したとして、洪水警報を最も深刻な「赤色」に格上げした。
気象当局によると、8月3日から4日の未明にかけて、同省を流れる牡丹江の支流・海浪河で大雨が降り、30年に1度の大洪水が発生する可能性があるとして警戒を呼びかけている。
黒龍江省ハルピン市人民政府は4日、63ヶ所の貯水池で警戒水位を0.03〜4.81メートル、9ヶ所の河川で0.40〜2.47メートル超えたと発表。螞蟻河、拉林河では、50年に1度の洪水が発生する可能性が高いとした。また洪水が発生する恐れのある地域の住民に対して緊急避難を行ない、水位の変化を注視している。
(中国経済新聞)