中国、全31地域で今年上半期のGDPが判明

2023/08/3 08:30

今年上半期の中国のGDP(国内総生産)は、国家統計局のまとめによると59兆3034億元(約1180.6兆円)で、物価の変動要因を除いた実質成長率は5.5%で第一四半期を1.0ポイント上回った。

成長率を31の地域別に見ると、5.5%を上回ったのは上海市(9.7%)、海南省(8.6%)、チベット自治区(8.4%)、吉林省(7.7%)、内モンゴル自治区(7.3%)、浙江省(6.8%)、甘粛省(6.8%)、青海省(6.8%)、江蘇省(6.6%)、寧夏自治区(6.5%)、山東省(6.2%)、安徽省(6.1%)、河北省(6.1%)、湖北省(5.6%)、遼寧省(5.6%)の計15地域で、四川省(5.5%)と北京市(5.5%)は全国平均と同じだった。

このうち上海市、海南省、チベット自治区は8%を超え、吉林省と内モンゴル自治区は7%を超えている。上海市は最も高く9.7%に達している。

またこの上半期の経済規模を見ると、広東省、江蘇省は6兆元(約119.4兆円)を突破、上海市、河北省、北京市は2兆元(約39.8兆円)を突破、貴州省は1兆元(約19.9兆円)の大台に乗った。広東省、江蘇省、山東省、浙江省、河南省は3兆元(約59.7兆円)を超え、四川省、湖北省、福建省、湖南省、安徽省、上海市、河北省、北京市は2兆元(約39.8兆円)台となっている。

また1人当たり可処分所得は、上海市と北京市が4万元(約79.6兆円)を超え、山東省が2万元(約39.8兆円)を超えた。上位5地域は上海市(42870元=約85.3万円)、北京市(41358元=約82.3万円)、浙江省(34317元=約68.3万円)、江蘇省(27795元=約55.3万円)、天津市(26655元=約53万円)の順である。

(中国経済新聞)