ビックデータの分析サービスを提供する「奥維雲網大数据科技股份有限公司(Beijing All View. Cloud Data Technology Co.,Ltd. 以下、AVC)」は7月30日、上半期における冷蔵庫市場に関する概要を発表した。
上半期における中国家電の小売売上高は、前年同期比4.4%増の3982億元(約7兆9422億円)。そのうち、冷蔵庫の小売売上高は、前年同期比3.5%増の545億元(約1兆876億円)となった。中国の冷蔵庫市場は飽和状態に達しており、新規需要の確保が難しい状況が続いている。
AVCのデータによると、上半期における家庭用冷蔵庫の小売売上高は、479億元(約9542億円)で前年同期比5.2%増加。だが需要面から見ると、小売販売台数は1469万台で前年同期比2.6%減少している。
一方、冷凍食品の需要が拡大したことで、冷凍庫の容量が大きい大型冷蔵庫を購入する消費者が増えている。販売台数で見ると、600リットルの大容量冷蔵庫は売上全体の23%、500リットルの冷蔵庫は54.5%を占めるまでに増加した。
また冷蔵庫が白物家電へと回帰し、需要が拡大している。今年発売された白物家電は、前年比131%増の74製品。そのうち冷蔵庫の小売売上高は、前年同期比90.4%増の39億1000万元(約778億6725万円)、販売台数は前年同期比46.8%増の12万1900台となった。
(中国経済新聞)