ファーウェイの取締役で最高サプライチェーン責任者(CSCO)である応偽民氏は7月20日、江蘇省南京で行われている2023世界半導体大会兼国際半導体博覧会で、中国の今のAIチップに対する需要は半年前の年初に比べて10倍以上に増えていると述べた。
応氏は、大型化AIを実行する一方、堅実な計算力や台座を打ち立てるよう努めるほか、構造改革や仕組みなどからも大量の資金を費やして計算力の台座を築くべきだという。AIで大切なのは業界の経験や知識をこのような大型化に溶け込ませること、これこそ成長の重点だと述べている。
デジタル技術について応氏は、ここ数年はコロナ禍で世界的に経済が減速したものの、デジタル経済全般は足止めされず、リモートワークやビデオ会議などで企業のデジタル化が急速に進んでいると指摘した。デジタル技術が浸透している中国は経済に占める割合も41.5%に達しているが、アメリカは65%であり、よって中国はこれから十分に成長が望めるとしている。
また応氏は、半導体分野における米中両国の競争について、「競争の結果、政府レベルでも企業レベルでも10年前に比べて半導体が人気の投資先となった。業界内で賃金も大幅アップし、長い目で見れば大きな成長につながる」と述べた。