マイクロソフト創業者ビル・ゲイツ氏が6月14日、北京に到着した。
ロイターの報道によると、16日に中国の習近平国家主席と面会する予定があり、外国の民間企業のトップが中国の国家元首と面会するのは、ここ数年で初めてとなる。
ゲイツ氏は自身のツイッターに「2019年以来、初めてとなる北京に到着しグローバルヘルスと開発の課題に取り組んできたパートナーたちを訪問することになりました。ゲイツ財団 は15年以上にわたり活動を続けており、世界は子どもの死と貧困の削減で大きな進歩を遂げてきましたが、世界的な危機が私たちの前進を再度後退させています。その中でも、アフリカ諸国は特に脆弱で、食料価格の高騰、債務の膨張、結核やマラリアの増加といった問題を抱えており、こうした問題を解決するため、訪中後西アフリカに向かいます。気候変動、健康格差、食糧不安などの問題を解決するには、イノベーションが必要です。マラリア治療薬の開発から気候適応への投資まで、中国には多くの経験があり、私たちは世界中のより多くの人々のために、こうした知識や経験を必要としています。これからも、全ての子どもたちを予防可能な病気から守られるよう努力を続けていきましょう」と投稿している。
ゲイツ氏は、1980年代に初めて訪中し、その後30年間で計10数回中国を訪問してきた。2019年11月には、中国国家衛生委員会とゲイツ財団の結核予防対策に関する協力10周年記念式典に出席し、プロジェクトの進捗状況や今後の方向性についての話し合いが行なわれた。
(中国経済新聞)