サムズ・クラブ、同タイプのケーキが上海では1886円、杭州では3275円?

2023/05/31 17:40

米ウォールマートが展開する会員制スーパーマーケットのサムズクラブは、現在中国で48店舗を展開し、今後中国での店舗数を増やしていくと見られている。そんなサムズクラブに対しネット上で「ケーキ」の価格問題が発生している。

5月29日、スーパーマーケットの「サムズ・クラブ」で、同じタイプのケーキが浙江省杭州の店では165元(約3275円)、上海では95元(約1886円)で売られている、との情報が伝わった。

これについてサムズ・クラブは、「商品の価格は店の倉庫の在庫量や市場の動きで変動し、地域によってキャンペーン内容も異なる。具体的には店またはAppの発表が優先される」と答えている。

浙江省で先ごろ、サムズ・クラブのAppで、「The Cheesecake Factory アメリカ製の本場チーズケーキ1.7kg」が杭州では165.9元(約3293円)であるが上海では95.1元(約1888円)であり、値段が70元(約1400円)も違う、とのコメントがSNSに発表された。

これに端を発して、ネットユーザーがそれぞれの地域の値段をコメントした。整理したところ、杭州以外では北京、広東省の広州と深セン、湖北省武漢なども同じ165.9元(約3293円)であった。

サムズ・クラブの商品については、2月にも「サムズ餐バ」の人気商品である「牛肉まん」が杭州では20元(約397円)だが上海では18元(約357円)だ、とのコメントが出ていた

サムズ・クラブによると、指摘されたケーキは現在、システム上で「販売禁止」と表示されているほか、「牛肉まん」の値段は上海と蘇州では19.8元(約393円)に変わり、北京、深セン、天津では20元(約397円)とのことである。

(中国経済新聞)