福建省建瓯市の裁判所で4月17日、2016年11月3日に日本で発生した中国人女性殺害事件をめぐり、被害者の母親の江秋蓮さんが侮辱や誹謗のコメントを発表した林容疑者を訴えていた件の審議が非公開で行われ、林容疑者に対して懲役2年3か月の実刑判決が下された。
裁判所の情報によると、日本に留学していた江歌さんがルームメイトの劉さんの元交際相手だった陳容疑者に殺害され、これに対する判決が下された後、林容疑者は新浪ブログのアカウント「独狼独語4」などを通じて事件に関連したコメントを発表した。この内容について江秋蓮さんは、娘や本人への侮辱や誹謗にあたるとして、林容疑者を侮辱罪、誹謗罪で建瓯裁判所に刑事告訴していた。
裁判所の審議では、インターネットは法の適用範囲であってコメントなども法律の規制を受ける中、林被告はブログの掲載といった形で他人への侮辱や誹謗をし、人格を公然と汚して名誉を損ねたと見なされ、事態を重く見て侮辱罪、誹謗罪に当たるとして懲役刑が下された。
この裁判および判決には、原告の江秋蓮さんとその代理人、および林被告も出席していた。
(中国経済新聞)