江蘇省蘇州市は、顧客のケアや注文の取り付けに向けて、12月9日~18日にかけてチャーター機によりビジネス関係者をフランスとドイツに派遣する。
派遣メンバーは、シーメンス、クノールブレムゼ、フィブズ、凱輝基金(Cathay Capital)などフォーチュン・グローバル500や各業界の世界大手、国際金融機関などの社員や誘致関係者200人以上で、フランスとドイツでプロモーションイベントを行い、交流をはかるとのことである。
蘇州市商務局は11月中旬(17日-23日)にもチャーター機でビジネス関係者を日本に派遣している。この活動は、2020年のコロナ発生以来中国の地方政府として初めての試みであった。
この時は、12の企業誘致グループと企業関係者51人、合わせて88人が参加している。誘致グループは企業や関係機関合わせて62社を訪れ、プロモーション活動3件を行い、総額18.6億ドル(約2541億円)となる計32件の提携事業を実施することで合意した。
また企業関係者も計200社以上を訪れるなど積極的に行動し、10億元(約196億円)以上の受注を手に入れ、蘇州と日本との経済協力レベルを一段と押し上げている。
日本の経済関係が緊密で、3000社近い日系企業が立地している蘇州は、日系資本の累計利用額が省全体の53.9%を占める136.4億ドル(約1.86兆円)に達し、また2021年の日本との貿易額は同じく省全体の49.8%である335.6億ドル(約4.59億円)となっている。
(中国経済新聞)