広東省深セン市の地下鉄の営業距離が500キロを超えた。中国各都市で上海、北京、広東省広州、四川省成都、浙江省杭州に続き6か所目である。
深セン市は11月28日、地下鉄12号線と6号線の支線が開通し、営業距離が杭州の516キロを超えて529キロとなり、中国で5番目となった。なおトップは上海で831キロ、以下北京が783.1キロ、広州が621キロ、成都が557.8キロの順である。
深セン地下鉄12号線は全長およそ40.54キロで設計最高時速は80キロ、前海区、南山区、宝安区などを結び、4期目の開通路線の中では駅の数、付帯工事、乗り換え駅がいずれも最多である。
また6号線支線は全長6.13キロで設計時速は120キロ、光明駅から深センと東莞(Dong Guan)の市境に達し、光明駅で6号線に接続する。東莞、深センや香港合作区への延伸も予定されており、深センと東莞を結ぶ「学園路線」となる。さらに広東省、香港、マカオにまたがるグレーターベイエリアの都市間鉄道と接続したうえ、エリア内を1時間圏内とするための地下鉄路線網が形成されることになる。
深センは地下鉄の利用者数が中国で4番目に多く、輸送人キロや通勤の便利さなどは中国トップである。
(中国経済新聞)