2022年「独身の日」、売上総額は13.7%増加

2022/11/14 17:35

中国で、今年も「双十一」と呼ばれる独身の日(11月11日)向けのセールが行われ、各通販サイトや調査機関が業績結果を発表している。

取引額を見ると、10月31日20:00-11月11日23:59の間、総合通販サイトと動画アプリが去年より13.7%増えて総額1兆1154億元(約21.89兆円)であり、このうち天猫(Tmall)、京東(JD.COM)、拼多多(Pin duoduo)などの総合サイトが2.9%増の9340億元(約18.33兆円)、抖音(Tiktok)、点淘(Diantao)、快手(kuai shou)などの動画サイトが146.1%増の1814億元(約3.56兆円)であった。

Tmallの「双十一」セール宣伝

アプリ別に見ると、総合サイトは総額9340億元(約18.33兆円)のうち天猫が58.03%を占めてトップとなり、以下は京東、拼多多の順であった。また動画サイトは今回目玉となり、取引額が去年の2倍以上となる1814億元(約3.56兆円)であり、この中で抖音が2位の点淘にわずかの差をつけてトップ、快手が3位であった。また「新小売り」も前年比二桁増となる218億元(約4278億円)で、「美団閃購」(Mei tuan shan gou)が1位、「京東到家」(Dong jing dao jia)が2位、わずかの差で「淘鮮達」(Tao xian da)が3位であった。地域団体購入はさほど伸びず総額135億元(約2649億円)で、多い順に「多多買菜」(Duo duo mai cai)、「美団優選」(mei tuan you xuan)、「興盛優選」(Xing sheng you xuan)となっている。

また取引品目を分野別に見ると、総合通販サイトでは売上ランキングに大きな変化がなく、上位10品目は家電、携帯・デジタル品、アパレル品、パーソナルケア用品、シューズ・カバン、PCほか事務用品、食品・飲料、家具・建材、ベビー用品・玩具、スポーツ・アウトドアの順となっている。

(中国経済新聞)