火鍋チェーン「海底撈」、休業店舗の再開を検討中

2022/08/31 17:30

火鍋チェーン店を経営する「海底撈国際控股有限公司」は8月30日夜、2022年上半期の決算を発表した。売上高は前年同期より16.6%減って167.64億元(約3366億円)、利益は前年同期の0.97億元(約19.5億円)から2.67億元(53.6億円)の赤字に転落した。

海底撈は去年11月に、一部の店舗を期間2年以内で休業する「キツツキ計画」を発表していたが、今回の決算発表では、「硬骨漢」計画の実施に向けて再開業できそうな店を探っていると表明している。

中国国家統計局によると、2022年1-6月の飲食業界の売上高は前年同期比7.7%減で、うち4月は22.7%、5月が21.1%のマイナスであった。この間、海底撈はコロナの影響をまともに受け、北京や上海など主な都市や地域でロックダウンの実施など人の移動が制限されたことから、3月から5月にかけては1日平均200店以上が店内利用を中止していた。

しかし今回の決算を見ると、その影響も徐々に収まっているようであり、店内利用中止の店舗数は6月には90店以下、7月には30店以下となっている。

(中国経済新聞)