シャオミのスマホ販売台数が激減し業績悪化

2022/08/22 16:00

先日、シャオミグループ(小米集団)は2022年上半期の業績を開示し、売上高は前年同期比12.8%減の1435.22億元(約2.89兆円)、純利益は同94.8%減の8.35億元(約168億円)となった。

シャオミグループの最大の危機は、主力事業である携帯電話の売上減少にある。2022年第2四半期、シャオミは3910万台の携帯電話を出荷し、市場シェアは13.8%、世界のスマートフォン販売台数ランキングで3位となった。一方、2021年第2四半期のシャオミの携帯電話出荷台数は5290万台、市場シェアは16.7%で、販売台数において世界第2位であった。つまり、今年第2四半期のシャオミの携帯電話販売台数は前年同期比26.1%減、市場シェアは前年同期比2.9ポイント減となった。

Canalys が公表したデータによると、当四半期の世界および中国でのスマートフォン出荷台数は、前年同期比で、それぞれ8.9%、10.1%減少し、また、前四半期比では7.7%、10.9%減少しており、シャオミのスマートフォン市場でのパフォーマンスは、同業他社に比べ大幅に下回っている。2022年1月から6月までのシャオミの携帯電話出荷台数は7760万台で、販売台数は2470万台減少し、前年同期比24.1%減となった。これにより、主力事業であるスマートフォン分野での売上高が20.4%減少し、売上総利益率が3.0ポイント低下したことが、売上高と純利益を二重に減少させる根本原因となった。

(中国経済新聞)