中国、地下鉄などの運行地域が計51か所 都市鉄道の整備さらに進む

2022/07/7 17:30

中国は各都市で鉄道網の整備が進んでおり、今年は地下鉄などの営業路線が全国合わせて1万キロメートルを突破するものと見られる。

中国都市軌道交通協会は7月1日、2022年6月30日現在における国内計51都市の通勤用鉄道の延長距離は9573.65キロであると発表した。今年上半期は、福建省南平市で初めて新規の路線が開通している。

6月29日に、雲南省昆明で、中国で今年18本目の新規路線となる地下鉄5号線が開通した。今年上半期は、地下鉄、都市間鉄道、路面電車合わせて366.87キロが新規に運行を始めている。

各都市で鉄道網の整備が進むとともに、延長距離も急速に伸びている。中国全体における年間の新規開通距離は、2016年に535キロと初めて500キロを超え、2020年には1000キロを突破している。

豊富な経済基盤でインフラ建設の前倒しが展開されている中、大きな都市は相次ぎ当面の鉄道建設事業を完工し、新たな整備計画の作成や申請をしている。今後、さらに都市鉄道の建設ラッシュが進むものと見られる。

(中国経済新聞)