上海市のトップである共産党委員の李強書記は6月25日、市の党大会で、「上海の防衛戦に打ち勝った」と発表した。
李氏は、「上海の防衛戦など、ここ2年あまりにわたるコロナとの戦いにより、コロナ対策に関する共産党中央の決定や手はずは完全に正しく、中国の特色ある社会主義が比べものにならない制度的優勢を備えていることを深く認識した。この都市を守り、努力したすべての人が歴史を記憶する」と表明した。
上海市の衛生当局は6月25日、24日0時~24時における新規の感染者数と無症状の感染者がゼロだったと発表した。コロナ発生の3月1日から116日目で初めてゼロを達成したことになる。市中の新規感染者はこれまで4日連続でゼロであった。
上海は、6月1日のロックダウン解除以降も、15の区の計78地域で計300人の感染者が出ており、そのうち17.8%にあたる53人が市中で発見されている。遺伝子テストの結果、このところの数件は変異体のオミクロンBA.2.2であったという。
上海は現在も、静安区、虹口区、徐匯区など10の区で計19か所の中リスク地域が存在しており、閔行区は6月21日、30近い住宅地域に計10万人以上の人口を抱える七宝鎮地区について、「ロックダウン7日間+自宅健康監査7日間」との策を講じると発表した。
(中国経済新聞)