1月10日、デロイトが発表した「2026年版 グローバル自動車消費者調査報告書」によると、中国の回答者の6割以上が、次に購入する自動車の価格帯を30万元(約678万円)以上と想定していることが明らかになった。
価格帯別の購入意向を見ると、中国の消費者における高級志向の強まりが鮮明だ。最も多かったのは30万〜39.99万元(約678万〜899万円)で30%。続いて、40万〜49.99万元(約904万〜1129万円)が22%、50万元以上(約1130万円以上)が11%となった。
これら3つの高価格帯を合計すると、63%超の回答者が30万元(約678万円)以上のモデルを選ぶ意向を示している。一方で、低価格帯を選択する割合は大きく低下しており、20万〜29.99万元(約452万〜677万円)は25%、10万〜19.99万元(約226万〜451万円)は8%、10万元以下(約226万円以下)はわずか2%にとどまった。

車両タイプ別の購入意向にも注目すべき傾向が見られる。中国市場では、ガソリン車(内燃機関車)が41%と依然として最も高い支持を集めている。これに対し、電気自動車(BEV)が20%、ハイブリッド車(HEV)が19%、プラグインハイブリッド車(PHEV)が17%となった。新エネルギー車(電気自動車+ハイブリッド車+プラグインハイブリッド車)の合計は56%に達しており、中国市場で電動化が着実に進んでいることがうかがえる。
本調査は、デロイトが14年連続で実施している「グローバル自動車消費者調査」に基づくもので、調査期間は2025年10〜11月。27カ国・約2万8500人の消費者を対象に行われた。
特に中国市場では、消費の高度化と高級志向の進展が際立っており、自動車メーカーには今後、価格帯戦略の再構築とパワートレイン(駆動方式)の多様化が一層求められる局面に入っている。
(中国経済新聞)
