第10回中国国際著作権博覧会と2025国際著作権フォーラムが青島で開催

2025/10/21 11:03

10月16日、中国国家著作権局と世界知的所有権機関(WIPO)が主催し、山東省著作権局と青島市人民政府が運営する「第10回中国国際著作権博覧会」と「2025国際著作権フォーラム」が青島で開幕した。

2025国際著作権フォーラムは「デジタル時代のクリエイティブ産業――著作権が発展を支える新たな構想」をテーマに、国内外から約400人の著作権分野の関係者が参加した。参加者は、中国の著作権分野における革新的な取り組みが国内の経済・社会発展を後押しするだけでなく、各国の著作権発展にも大きな機会をもたらしているとの認識を共有した。今後は、世界的な著作権ガバナンスの改善、著作権保護の強化、国際的な交流と協力の拡大に共同で取り組んでいく方針だ。

フォーラム期間中には、中国国家著作権局とWIPOが共同で「2025中国著作権金賞」を授与。また、中国国家著作権局は重点的な著作権事業の展示も行った。

今回の著作権博覧会のテーマは「デジタルインテリジェンスが未来を導き、著作権が発展を革新する」。約5万平方メートルの会場に5つの展示エリアを設け、57の展示チームと1100社以上の企業が出展。グローバルな著作権分野におけるデジタル化・スマート化の最新成果を紹介した。「第14次5カ年計画」期間中における著作権事業の成果を体系的に総括し、国際的な著作権製品・サービス展示取引のハイレベルなプラットフォームの構築を目指す。著作権分野の国際的な交流と対話を一層促進し、文化強国の実現に向けて著作権の力を発揮する狙いだ。開幕当日には、さまざまな文化交流イベントやプロモーション・ロードショーも行われた。

博覧会では、中国国家著作権局が「著作権で文化強国の建設を支える」をテーマとした展示会を開催。法制度整備、権益保護、産業発展、国際協力、広報・人材育成、そして中国著作権のストーリー紹介など6つの分野に分かれ、「第14次5カ年計画」期間中における著作権事業の貢献を紹介した。

今回のイベントには、30カ国以上の著作権当局や在中国大使館の代表、10を超える国際・国家レベルの著作権団体の代表、香港・マカオの関連部門の関係者のほか、中央関連部門、各省党委員会宣伝部の関係者、著作権関連企業や業界団体、学界の専門家らも参加した。

ソース: CHENGDA(QINGDAO) INTERNATIONAL MEDIA CO.,LTD.

(中国経済新聞)