南京銀行、従業員1人当たり月給が約98万円に上昇

2025/09/5 18:30

中国の一部の地方銀行が経営難に直面する中、南京銀行が発表した2025年上半期の決算報告書は、収益と純利益の両方が増加する好調な業績を示した。総資産と融資規模も2桁成長を維持している。

報告書によると、2025年上半期の南京銀行の営業収益は285億元(約5700億円)で前年同期比8.64%増、親会社に帰属する純利益は126億元(約2520億円)で同8.84%増となった。2025年6月末時点の総資産は2.9兆元(約58兆円)で、前年末比約12%増加し、融資規模は1.38兆元(約27.6兆円)で同10.41%増加した。

しかし、複数の収益指標が上向いているにもかかわらず、南京銀行は人員削減を実施した。2025年6月末時点の従業員数は17,735人で、前年末比310人減少した。一方で、従業員1人当たりの月給は約4.9万元(約98万円)に達し、わずかに上昇した。

また、2025年上半期末時点で、南京銀行の不良債権比率は0.84%で、前年末比0.01ポイント上昇した。

この結果は、南京銀行が厳しい経済環境の中でも安定した成長を維持しつつ、効率的な経営戦略を進めていることを示している。今後の市場動向や経営方針の変化が、同行のさらなる発展にどう影響するかが注目される。

中国の一部の地方銀行が経営難に直面する中、南京銀行が発表した2025年上半期の決算報告書は、収益と純利益の両方が増加する好調な業績を示した。総資産と融資規模も2桁成長を維持している。

報告書によると、2025年上半期の南京銀行の営業収益は285億元(約5700億円)で前年同期比8.64%増、親会社に帰属する純利益は126億元(約2520億円)で同8.84%増となった。2025年6月末時点の総資産は2.9兆元(約58兆円)で、前年末比約12%増加し、融資規模は1.38兆元(約27.6兆円)で同10.41%増加した。

しかし、複数の収益指標が上向いているにもかかわらず、南京銀行は人員削減を実施した。2025年6月末時点の従業員数は17,735人で、前年末比310人減少した。一方で、従業員1人当たりの月給は約4.9万元(約98万円)に達し、わずかに上昇した。

また、2025年上半期末時点で、南京銀行の不良債権比率は0.84%で、前年末比0.01ポイント上昇した。

この結果は、南京銀行が厳しい経済環境の中でも安定した成長を維持しつつ、効率的な経営戦略を進めていることを示している。今後の市場動向や経営方針の変化が、同行のさらなる発展にどう影響するかが注目される。

(中国経済新聞)