中国商務部は4日、米国から輸入される一部の光ファイバー製品に対し、同日から反規避措置を講じると発表した。
商務部報道官によると、今回の措置は米国産の「カットオフ波長シフト単一モード光ファイバー」に関するもの。2025年3月4日、中国国内企業の申請を受け、商務部は同製品を対象に反規避調査を開始した。これは中国で初めての反規避調査案件となる。
立件後、商務部は関連法規に基づき調査を進め、手続きの公開性と透明性を確保し、関係各方面の権利を十分に保障したという。その結果、米国の輸出業者が中国に対してカットオフ波長シフト単一モード光ファイバーを輸出することにより、既存の対米「非分散シフト単一モード光ファイバー製品」に対する反ダンピング措置を迂回していた事実が確認された。
この調査結果を踏まえ、商務部は公告を発出し、9月4日より反規避措置を正式に実施することを決定した。
(中国経済新聞)