株式会社スパイスマートは、中国における主な動画配信プラットフォーム上で配信されている日本発アニメ作品の動向調査として、2025年春スタート作品を含めた最新のランキングをまとめたレポートを公開しました。
bilibiliアニメランキング上位20作品のうち、12作品が春の新作アニメとなり、新作タイトルへの関心の高さがうかがえる結果となりました。

『阿波連さんははかれない 第2シーズン』
新作のなかでも『阿波連さんははかれない 第2シーズン』『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました~そのに~』は、累計の総視聴数・フォロワー数・総合評価いずれも高水準を記録。また2025年冬の新作アニメ『俺だけレベルアップな件 Season2』は累計1億回を超える勢いで視聴されています。

『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました~そのに~』

『俺だけレベルアップな件 Season2』
同様にシリーズが継続配信されている作品(例えば『シャングリラ・フロンティア』『地縛少年花子くん』『ウマ娘』『青の祓魔師』『転生したらスライムだった件』など)も累計の総視聴数・フォロワー数が高く、安定した支持を得ていることがわかります。
一方で『アポカリプスホテル』はオリジナル作品ながらも10位にランクインし、評価点は9.9と期待値の高さがわかります。
長期シリーズ作品の強さも健在で、『名探偵コナン(中国語吹替版)』は16.8億回という圧倒的な視聴数。フォロワー数や評価においても、新作とは桁違いの数値を示し、ランキング上位の常連として広く親しまれています。

『名探偵コナン』『クレヨンしんちゃん』『ウルトラマン』『ドラゴンボール』など、長く親しまれてきた日本アニメが各社の上位にランクインしました。これらのプラットフォームでは中国語吹替版が多くランクインしており、ファミリー層の利用率が高いことがうかがわれます。
(中国経済新聞)