京東のフードデリバリー、20分以上の遅延は無料に 21日より

2025/04/22 11:30

中国通販サイトの京東グループは4月21日、弁当などの配達員であるフードデリバリーが自由に注文を受けて収入を得ることを定めた「配達員全員に対する公開メッセージ」を急遽発表した。内容は以下の通りである。

1、他社より業務を制限されたすべての配達員に対し、収入を確保できるだけの仕事を与える。

2、向こう3か月間、フルタイムの配達員の採用人数をそれまでの5万人から10万人に拡大する。

3、配偶者がいる場合、世帯収入を大幅に増やせるようにフルタイムの配達係や清掃員といった仕事を優先的に紹介する。

4、アルバイトの配達員に対して「二者一択」といった形を強制せず、出来るだけ収入を増やせるように他のアプリの注文も受けられることとする。

京東はまたこの日から、フードデリバリーについて、配達が予定より20分以上遅延した場合はすべて無料とするとした。配達遅延問題については社内で緊急対策チームを設けており、今週中には改善策を実施するという。

(中国経済新聞)