スマホメーカーの「スマーティザン」、約167億円の借金を返済完了と発表

2024/10/1 18:30

スマホメーカーの「スマーティザンテクノロジー」(Smartisan、錘子科技)の立ち上げ人である羅永浩氏(Luo Yonghao) は、9月27日に放送されたトークショーの番組にゲストとして出演し、8.24億元(約167億円)の借金を返済したと語った。また、「このお金(8.24億元=約167億円)を地面に並べたらサッカー場13面分に相当する」とも述べている。

スマーティザンは2018年に一連の問題が発覚して破産し、当時46歳だった羅氏が一夜にして6億元(約122億円)の借金を抱え込むことになった。さらに、返済のさなかに法的なトラブルに見舞われて賠償費用が加算された上、未払いによる制裁金が重なり、負債総額が8億元以上になってしまった。

羅氏は8月26日にブログで発表した約15000字のコメントの中で、「今すでに8.24億元(約167億円)を返済した」と表明した。詳しくは以下の通りである。

1. 2020年4月にライブコマースの会社を立ち上げ、税引き後に現金で5.48億元(約111億円)を返済。

2. 2018年にスマホのスタッフ、および知的所有権を「バイトダンス」に譲渡して1.8億元(約36.5億円)を獲得(以前にSNSで発表済み)。

3. 2018年に資金繰りが悪化し稼働を停止した後、私(羅氏自身)が無制限の保証契約に署名したことで工場が再稼働し、残っていた部材で機種を作って6600万元(約13.4億円)を返済。

4. 債務処理メンバーが2018年~2019年末に様々な形で残った資産を売却し、3000万元(約6.09億円)弱を返済。

(中国経済新聞)