中国、定年退職の年齢を引き上げ

2024/09/14 20:57

中国は9月13日、全人代=全国人民代表者大会の常務委員会で、定年退職の年齢を段階的に引き上げると決定した。2025年1月1日から15年間をかけて、男性は今の満60歳から満63歳に、女性は同じく満50歳および満55歳からそれぞれ満55歳および満58歳としていく。

現行の法令が定められた1950年代以来、およそ70年ぶりの改訂となる。また同時に、最低15年間となっている年金の保険料の納付期間についても、2030年から年に6か月ずつ延長し、最終的に20年間とする。

今回また、保険料の納付期間が満了した場合は前倒しで退職することを認めると決定した。ただし前倒しの期間は3年以内とし、従来の退職年齢より前としてはならない。一方で、勤め先との合意を前提に、退職の時期を最大3年間延長することも可能となる。

(中国経済新聞)