4月3日、中国スマートフォン大手のシャオミが開発した電気自動車「SU7」が、CEOの雷軍氏が自ら引き渡す形で全国第一弾の納車を実行した。雷氏が発表した最新の「成績表」によると、手付金納入者が10万人以上(注文から7日間はキャンセンル可)、注文確定数が4万件以上という。
シャオミのAppを見ると、SU7は納車期間が随分と遅くなっており、3月31日夜9時間ごろの段階では最短で16週間、およそ4か月で、長ければ29週間、7.25か月はかかるという。
これを車種別に見ると、スタンダード版は注文確定から16~19週間、Pro版は17~20週間の見込みで、Max版は26~29週間となっている。
以前に発表された各タイプ別の納車期間は、エントリー版は早ければ4月3日から、スタンダード版とMaxは4月末から、Proは5月末開始となっていた。
しかし、注文の殺到で引き渡しも遅くなっている。 シャオミによると、発売開始から24時間後の3月28日の注文数は88898台という。
こうした初物人気で、販売店もすさまじい盛り上がりを見せている。発売開始から最初に迎えた週末、北京、上海、広州のそれぞれの店舗が大混雑し、見学希望者が店の外まで長い列をなしていた。シャオミの発表によると、注文確定数(キャンセル不可)は昨日午後の段階で2万件に達している。
車の製造工場は2期に分けて建設され、1期目は面積およそ72万平方メートルで2023年6月に完工済み、2期目は2024年に着工し2025年完工予定である。敷地内に1号棟から4号棟までの建屋および実験棟を設け、年産15万台で、建屋は2023年6月12日に稼働可能な状態になった。今年の生産台数は、目下の計画から最大で10万台前後と予想されており、複数の会社のレポートによると、今年の納車台数は6万~8万台の見込みという。
(中国経済新聞)