ディディ(DiDi)、年間損益が初の黒字 業界は輸送力が飽和状態

2024/03/30 07:30

中国の配車サービス大手・ディディは3月23日、2023年の決算報告を発表した。この中で第4四半期は売上高が前年比55.4%増の494億元(約1.04兆円)で、年間では売上高が前年比36.6%増の1924億元(約4.04兆円)、純利益が5.4億元(約113.3億円)であった。ただし調整後のEBITA赤字額は年間21億元(約441億円)で、前年より83.1%減ったものの、営業外費目や償却費を除いた中で経営は依然厳しい状態に置かれている。

ディディは、主な事業で成長も特に早い中国国内のモビリティー(配車、タクシー、代行運転、乗り合いサービス)分野について、第4四半期の売上高は前年同期比60.9%増の449億元(約9418億円)であった。また海外の売上高は同33.3%増の22億元(約461億円)、その他の事業は同3.2%増の23億元(約482億円)であった。純利益は10.8億元(約227億円)で黒字転換を果たし、調整後のEBITA赤字額は前年同期より8.5%減って12.7億元(約266億円)であった。

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