中国政府とタイ政府の代表は1月28日、タイのバンコクで相互ビザ免除に関する協定に調印した。
ビザ免除の発表後、中国の大手旅行予約サイトCtripでは、タイ関連のキーワード検索数が前日より7倍以上増加。上海市、北京市、広東省、浙江省、江蘇省、四川省、山東省などからのアクセスが最も多く、バンコク、プーケット、チェンマイ、サムイ島、パタヤが旅行先として注目を集めている。
Ctripの国際版であるTrip.comでは、中国関連キーワードの検索数が前日の4倍以上に増加し、上海、成都、ハルビン、深セン、北京、天津、重慶、張家界からのアクセスが急増している。
現在までに、春節期間中のタイ旅行予約数は前年比13倍以上に増加。上海、北京、広州、成都、杭州、昆明、深圳からの予約が急増している。中でも親子連れが44%を占め、女性が58%、1980年代生まれが47%、90年代生まれが33%を占めている。全体として、少人数でじっくり巡るツアーがタイ旅行の新たなトレンドとなっている。一方で、タイから中国へ旅行する人も前年比8倍以上に増加しており、特に上海、昆明、広州、成都、北京、アモイ、ハルビン、南京、南寧が人気だ。
Ctripのデータによると、これまでのところ、春節期間中、中国人観光客のシンガポール、マレーシア、タイへの旅行予約は前年比15倍以上に増加。そのうちシンガポールとタイへの旅行注文は前年比13倍以上、マレーシアへの旅行注文は前年比22倍以上に増加した。
(中国経済新聞)